今年必ず観たいミュージカルのうち、2本のうち1本がこれでした。(もう1本が11月のレディ・ベス)
2017-07-01-13-37-23

グレート・ギャツビー
私の中では、ギャツビーは杜けあきさんでヒロインのデイジーは鮎ゆうきさん。
デイジーは絶世の美女だけど、かわいいおばかさん。そして悲劇であるという。
これくらいの前情報しかいれず観てきました。

ひとことでいうと、デイジーはおばかさんというよりも、何ともいえないしたたかさ。
それでいて崇高すぎるという部分もあるというか、トム(夫)の下世話なところも好きになれたら、もっと夫婦仲良くいけたのだろうな~と感じる所存であります。

でもそんなしたたかな部分もずるい部分も夢咲ねねちゃんだから許せる。だってかわいいのだもの。
この作品は、デイジーが「まあ、これだけ綺麗だったらしょうがないよね」という説得力ある美女であって成立する作品です。次はもうすぐ宝塚を退団の伶美うららさんでやっていただきたい。

そして、ギャツビー。
デイジーを愛するあまり、結婚したデイジーの川挟んで向かい側に豪邸を建て(デイジーが北千住に住んでいたら荒川挟んで西新井に家建てるみたいな)後ろ暗い仕事にも手を染め財をなし、パーティー開いてデイジーとの再会を待つという。
これ、杜けあきさんや瀬奈じゅんさん、そして今回の井上芳雄さんというイケメンが演じているから、深い愛の話になっていますが、一歩間違えば猟奇的こだわり。井上さんのルックスといい声が美しい恋に昇華されてましたが。

こつこつやってきたギャツビーなので、デイジーのことをうまく「かつての恋」にできていたらそれなりに幸せになれたんだろうな(そうなると話自体成り立たなくなるけど)

デイジーの人間的弱さが鍵となる後半。お芝居では最後の場面がありましたが、原作だともっと「そんな殺生なデイジーさん」という感じだそうで。
ギャツビーよりも、デイジーの心をもっと知りたくて原作本も買ってしまいました。


グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)
スコット フィッツジェラルド
中央公論新社
2006-11-01