働くママの時間術 馬場じむこブログ

事務職&著者である働くママの書評と家事効率化と好きなことのブログです (旧ブログ名 なんでも経理かあさんの読書と育児)

カテゴリ: 演劇・舞台

先日は1年ちょっとぶり、今年初めての東京宝塚劇場。そして10年以上ぶりの月組でした。
初めて観たのが月組だったのに、なんやかんやで花や星が中心に。
今回観たのは「All for One」三銃士を元にしたお話。
浪漫活劇というように、わかりやすく時々笑いながら楽しめるお話でした。
2017-09-23-10-57-20
それにしても、よくこの明るくて誠実で包容力ありそうなダルタニアン役が珠城りょうさんにぴったり。私が女子高生であったら、この作品で完全に「きゃー珠様」となっていたに違いないぐらいの、かっこよさ。

プログラムにあった、演出家の小池先生の「珠城りょうに単純明快なヒーローを演じさせたかったからである」という言葉に「よくやった!ブラボー」と心からの拍手を送りたい。
こういう珠城さんが観たかったんだ!そして、とにかく陽で誠実な珠城さんに、剣幸さん時代の月組味を感じたり。

そしてこの作品の見所は何と言っても専科から出演の沙央くらまさん。トリックスターと言われる、モンパンシェ公爵夫人。
コメディのこういう役ってクドく、しつこいとなりがちなのですが、登場するたびに笑いが出てかわいらしさ満載。いい役者さん。次作での退団が惜しいですね。

宝塚歌劇が初めて&とにかく明るい気持ちで作品観たい人にはお勧めでした。

中学のときに宝塚歌劇を観るようになってから演劇鑑賞が趣味です。
子どもができたら娘と一緒に観劇というようなことを夢見ていたこともありました。

子どもは男子2人なもので、そういうことはないとちょっとだけ寂しい思いをしていたのですが
まさか中学生長男と、声優さんメインキャストの「舞台けものフレンズ」を観にいくことになるとは。
現実は予想の斜め上
19113661_1419708478075708_4207445659603410333_n

パンフレットは販売していなかったので、このチラシの写真で。

アニメのけものフレンズ。話題になっていたので録画して息子たちと観たら、ぬるーいほのぼのストーリーですっかりはまってしまいました。
そして、主要な擬人化動物たち(フレンズ)の声優さんでミュージカルをやるという。今話題の2.5次元ミュージカルですね。

チケットが無理なくとれたら観ようとしていたら、長男「俺も観たい」
実は長男、映画や観劇が大嫌い。映画は10分観ていられない性格。演劇は学校で観たがつまんなかったと。
そんなわけで「劇だよ、10分で席立つとかできないよ。本当に大丈夫?」を何度も繰り返して2人分のチケットを取ることに。
そして、抽選ということだったチケットがめでたく当選。2人で観にいくこととなりました。

内容はアニメでおなじみの歌あり、そこはかとなくちりばめられる笑いありのほのぼのミュージカル
おなじみのフレンズとオリジナルのフレンズで楽しい時間でした。

で、長男はというと「めちゃくちゃ面白い!舞台がこんなに面白いとは」
やはり、生の舞台というものは自分が観たいものを観るのが一番で、舞台の面白さを知ってもらえてよかったなーと感じたのでした。

今年必ず観たいミュージカルのうち、2本のうち1本がこれでした。(もう1本が11月のレディ・ベス)
2017-07-01-13-37-23

グレート・ギャツビー
私の中では、ギャツビーは杜けあきさんでヒロインのデイジーは鮎ゆうきさん。
デイジーは絶世の美女だけど、かわいいおばかさん。そして悲劇であるという。
これくらいの前情報しかいれず観てきました。

ひとことでいうと、デイジーはおばかさんというよりも、何ともいえないしたたかさ。
それでいて崇高すぎるという部分もあるというか、トム(夫)の下世話なところも好きになれたら、もっと夫婦仲良くいけたのだろうな~と感じる所存であります。

でもそんなしたたかな部分もずるい部分も夢咲ねねちゃんだから許せる。だってかわいいのだもの。
この作品は、デイジーが「まあ、これだけ綺麗だったらしょうがないよね」という説得力ある美女であって成立する作品です。次はもうすぐ宝塚を退団の伶美うららさんでやっていただきたい。

そして、ギャツビー。
デイジーを愛するあまり、結婚したデイジーの川挟んで向かい側に豪邸を建て(デイジーが北千住に住んでいたら荒川挟んで西新井に家建てるみたいな)後ろ暗い仕事にも手を染め財をなし、パーティー開いてデイジーとの再会を待つという。
これ、杜けあきさんや瀬奈じゅんさん、そして今回の井上芳雄さんというイケメンが演じているから、深い愛の話になっていますが、一歩間違えば猟奇的こだわり。井上さんのルックスといい声が美しい恋に昇華されてましたが。

こつこつやってきたギャツビーなので、デイジーのことをうまく「かつての恋」にできていたらそれなりに幸せになれたんだろうな(そうなると話自体成り立たなくなるけど)

デイジーの人間的弱さが鍵となる後半。お芝居では最後の場面がありましたが、原作だともっと「そんな殺生なデイジーさん」という感じだそうで。
ギャツビーよりも、デイジーの心をもっと知りたくて原作本も買ってしまいました。


グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)
スコット フィッツジェラルド
中央公論新社
2006-11-01


2016-10-25-18-06-32
去年初めて観た「ミス・サイゴン」
一番印象的なのは、一歩間違えばありがちな敵役になってしまいそうな登場人物「エレン」
このエレンがとても素敵で、結果的に登場人物の中で何もかも得る人物なのです。ある意味、何もかも失っていく主人公キムと対照的かも。

そんなエレンの魅力について、シミルボンのコラムで書きました。
ミス・サイゴン「エレン」を目指せば幸せになれる

2016-10-20-18-22-15
先日観にいった、スカーレットピンパーネル。この観劇からチケットの都合上、3週間毎週ミュージカルを観るというスケジュールでした。

「ミュージカル観るので忙しい」 
こんなことができるなんて、高校のときの自分が知っていたら目をまるくしていただろうなあ。

スカーレットピンパーネルは、宝塚で上演されて気になっていた作品。
1789に続いて、今年2回目のフランス革命もの。
この作品のロベスピエールは、悪いやつと前情報で聞いていたので、1789のさわやかロベスピエールがキャラ変わって残虐になっちゃってというのを想像していました。

違う。

このロベスピエールは、1789のロベスピエールのその後と言ってもおかしくない。2幕のソロの歌、聴いて感じました。
なんていうか、長年の苦しみ、フランス市民の怒りのこぶしを振り上げて、進みすぎて自分でもとまらないそんな苦悩。
憎しみは憎しみしか呼ばないというのを改めて感じる作品でした。

ショーヴランも、ロベスピエールも悪役なのに抱きしめたくなるような、苦しんできた小さい彼らがどこかで泣いているような、そんないとおしい悪役でした。

パーシーも、最初にあんなことがあったら、妻を疑ってしょうがないけど、まあ言いたいのは『友人じゃなくて最初に妻と腹割って話せよ』
まあ、これやったら物語成立しなくなるけど。

笑い多めの楽しいミュージカルでした。

まあ、なによりも一番印象に残っているのは、ヒロインの安蘭けいさん演じる、マルグリットが強すぎる。
マルグリットがばったばったと敵を剣でなぎ倒す。一番かっこいい。
いい立ち回りを見せていただきました。 

↑このページのトップヘ