2017-10-21-10-16-21
初めての「宙組」でした。今回はトップスター朝夏まなとさんのさよなら公演でありますが、この作品でヒロインの美女、伶美うららさんのさよなら公演でもあります。
私的には、退団後彼女は、檀れいさん枠できっと映像とかで活躍してくれると思っております。とにかくオペラグラスでは、常に伶美うららさんを追いかけておりました。だって綺麗なんだもん

内容は、ロシア革命直前のお話。
最近、フランス革命前後作品を観るのが続いていたものでね、少々飽きちゃって(そういう問題ではない)革命で新鮮ですよ、ロシアは。

ちなみに私がロシア革命についての知識を得たのは有名なこちらの作品


全編通じて好きなのが、ロシア編のユスーポフ。実直まじめで不器用なところが好きだったため、真風氏演じるユスポフがあまりにもキャラが違いすぎて戸惑っていたのですが、オルフェウスの窓のユスーポフは、ユスポフをモデルにした架空の人物らしいですね。どちらかというと、朝夏さん演じるドミトリーのほうが、オルフェウスの窓のユスーポフに似ていたかも。

それにしても、どうしてこれが1本立てじゃないんだ!(東宝で1本立てにならないかな。もちろん伶美うららさんが再びイリナで)というぐらい、内容が濃く、ラストの方、息して観ていたか自信がないぐらい自分のすべてを集中させて観ました。
この作品をこれから観る人は是非とも体調を万全にして気合いを入れて観て欲しい。

それぞれの信念で動く登場人物たち、そして非情ともいえる歴史の流れ。死に向かうと思った者が生き、その逆もしかりで本当運命というものはわからないです。

wikiでイリナ(のモデル)と皇女オリガのその後を調べると「ああ・・・」とため息でます。
そうね、どこかでこれデジャブがと感じたのは、おんな城主直虎の序盤の主要キャストをwikiで読んだときと同じような感じでしょうか。

思いは通じ合っているのに、信念を重視するドミトリーやイリナに、高貴なものの義務を感じ、永遠の別れを思わせるラストシーンは、なまじっかベタベタしないのも良い!
それから、結局は母の寂しさや哀しみと歴史の流れから抜け出せなかったオリガに悲しいものを感じましたねー。

「神々の土地」の内容のあまりの濃さに、ショー「クラシカルビジュー」をほぼ呆然状態で観ていました・・。星風まどかちゃんの珊瑚の女王ぐらいしかあまり記憶が・・・。

いや本当、すごい作品だった!