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今年のミュージカル鑑賞の締めくくりは「貴婦人の訪問
泣きました。今年、観たい作品すべて観るということで、数々のミュージカル観ましたが、一番泣きました。1幕のラスト近くから頭が痛くなるぐらい泣きました。

決して、後味がよい、スカッとする作品ではありません。アルフレッドは最後、ああなってもしょうがないよねーという思いはありますが。
涼風真世さん演じるクレアの過去の苦しみ、信じていた人に裏切られた思い、哀しみと憎しみ、そしてかつての愛、さまざまな感情が渦巻いてる歌と演技に、本当、涙が止まらなくなりましたよ、ええ。

今年観たミュージカルの締めくくりがこの作品でよかった!そしてCD化希望!

ちなみに、山口祐一郎さん演じるアルフレッド&その周りは想像以上のダメっぷりでした。それでもアルフレッドはクレアの今ある憎しみを受けて、それなりの覚悟を決めたと思いたいんですけどね。最後に妻のマチルデまで、ザックリ心を傷つけて本当にひどいわ。

私の中のミュージカルひどいオトコランキングで、ミス・サイゴンのクリスをおさえてぶっちぎりの1位かもしれない。 なのに、山口さんが演じると「うわー、こいつ憎い」とならないのは山口さんの魅力としかいいようがありません。

クレアはこの結末にすっきりと心は晴れないと思うけど、ひとつの区切りとなってこれから先、彼女なりの幸せでいっぱいになってほしい、そう感じるミュージカルでありました。

今回、今年初めてのシアター1010なのですが、この劇場、下は丸井で駅直結なので、食事もお茶も買い物も非常に便利なのです。 
来年は、この劇場で観たいミュージカル&安寿さんの公演を多くやってくれるといいなあ。
ラックに安寿さんのチラシもあったから期待できるかしらん。 

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