劇団キャラメルボックスが好きな方なら、読んでいる人が多いかもしれない作品
ミス・ダンデライオンなどの原作も収録されている、クロノス・ジョウンターというタイムトラベル装置にまつわるSF短編集です。

ハッピーエンドの話でもぽろぽろ涙が出てきます。
登場人物の想いが温かいです。

と、書いていて、いま気づくのですが、この話どの話もいわゆる悪人が出てこない。
悪人になってもおかしくない立場の人もいるのに。
温かい人の想いだけで構成されているのです。
人ってなんて温かいのだ、それがとにかく感じられる本でした。 

ミス・ダンデライオンの原作「鈴谷樹里の軌跡」も良かったけど
「きみがいた時間　ぼくがいく時間」もいいなあ。