最近読んだ本で、久々に痺れました。
図書館で借りたけど、これはずっと手元に置きたいので、即注文。
何気なしに電車で読んでいたら、最初で涙が出そうになって必死にこらえた。

子どもを持ってその後、仕事や家庭のバランスで悩んでいる著者やその周りの人の様子がもう
「そうそう、それその気持ち陥った」というぐらいどんぴしゃで
誰かと話をしていても、水面で太陽の光を浴びて楽しそうにしている人を海の底から眺めている感覚
あーあー、ほんとこれです。これに尽きる。

その1章から、心の海の底から著者が出るまでの10年のうちに身に付けた方法が書かれています。

世に出ている「幸せ本」が、特に男性著者の方がその傾向が強かったりするのですが、
最初に「成功と幸せは違う」と言っているのにもかかわらず、読んでいくうちに、書かれているノウハウは「成功」のためになっていて、いつのまにか成功=幸せという話にすり替わっているのはよくあります。

が、この本は徹底的に、海の底から出るために、幸せになれるような方法と、気をつけたい子育ての話(少なくとも子どもを幸せを感じられる子どもにするために)とあって人生の先輩、ありがとうと言いたくなる本でした。
壮大な夢が人びとを不幸にしたわけでもありません。
夢の実現に過剰な期待をかけることで、ふだんの自分と周囲の人びとの幸せをおろそかにしたことが問題だったのです。
挑戦することにワクワク感を覚える人は、他人に強要されなくても練習します。「やるな」と言われても隠れてするくらい、努力が楽しいのです。その結果が「一万時間」になるだけで、「一万時間」やったから達成するのではありません。(中略)
グラッドウェルの本を読んで「わが子に生まれつきの能力がなくても、一万時間練習すれば成功する」と誤解して子どもに練習を強要することだけはやめてほしいと思います。
「やりたくないことはやらない」というのは、「気に入らなければすぐやめてしまえ」ということではありません。「やらずにすむ方法を一生懸命考えて、実行に移しなさい」ということです。
痺れます、本当。

どうせなら、楽しく生きよう
渡辺 由佳里
飛鳥新社
売り上げランキング: 76,061